【ONKOの覚え書き】①
ONKOの気になる健康情報をお伝えする
ONKOの覚え書きスタート
第1回目は・・・
《急増する良性発作性頭位性めまい》
良性発作性頭位性めまいは・・・
起床や前かがみなど、頭の位置を変化させたときに回転性めまいが短時間おこるめまいです。
そして、めまいのおこり方は気まぐれで反復します。
20年前までは、めまいの種類の中でも原因不明の軽度のめまいは効果のある治療法はなく、自然に治ることを待ってた。
しかし、現在ではこの「めまい症」の多くは良性発作性頭位性めまいであることがわかりました。
このめまいは、時間が経過すれば自然に治る場合もあり、また上手に頭を動かしていくだけで回転感から早く解放されるめまいです。
《原因は内耳の構造と「耳石」》
耳の奥の仕組みは簡単、構造は複雑、機能は精密ですが、大きさは0・25とコンパクトに出来ている見事な器官です。
良性発作性頭位性めまいは「ふくろ」(卵形嚢)の中にある耳石のかけらが「つの」の部分に迷い込むことが原因です。石が「つの」のなかで動くことで内リンパ液の強い流動がおこり感覚毛が激しく揺らぎます。その結果身体は回転していないのに回っているという間違った情報を脳に伝え、めまいとして感じるのです。
《良性発作性頭位性めまいは生活習慣病》
「耳石」のかけらが「つの」に移動しやすい状況として、「低い枕で寝る」や「横になってテレビを見る」習慣があげられます。
そして、同じ姿勢を長く続けたり(パソコン操作など)、運動不足が続いたりすると、「ふくろ」から移動してきたかけらは撹拌されずに「つの」の底で石として残ってしまいます。
良性発作性頭位性めまいになりやすい患者さんにはこのような共通した生活習慣が見られます。
《治療は石を動かすこと》
良性発作性頭位性めまいの治療にはお薬はいりません。
実はある方法に沿って頭や身体を動かすだけで石は「つの」から追い出され、めまいは瞬時に消失します。しかし、その動かし方にはコツがあります。石が存在する「つの」によって頭や身体の動かし方が異なるのです。このためには、どの「つの」に石があるかを判断しなければなりません。赤外線カメラを使って特徴的な目の動き(眼振)を確認することで迷い込んだ先の「つの」がわかります。
良性発作性頭位性めまいに耳石が関係していたり、改善には運動があるとは知らなかった・・・
まずは、病院で診断してもらいましょう
★寝返り運動★
↓
https://kenka2.com/articles/105
関連記事